新文章講話

729 pages

Japanese language

Published Jan. 1, 1909 by 早稲田大学出版部.

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明治42年(1909年)に出版された『新文章講話』は、東京専門学校(現・早稲田大学)講師・五十嵐力先生による、日本語で記述された文章の文法・表記・表現法に関する全ての学び・技術が集大成された、いわば「日本語文章学の金字塔的学術書」です。 江戸時代から明治時代へと移行する中で、日本が近代先進国家として認められるために、日本人の母語である日本語の整備が急がれました。 なぜなら、江戸時代までの日本語は、位相(身分)によって表記や表現仕様が完全に分断されていたからです。 そんな日本語の文章を、表記的・文法的・修辞的にどのように統一させるべきかという大変重大な課題。 その課題を、五十嵐力先生を始め当時の国語学者たちが、ひとつひとつ議論を積み重ねながら作り上げていったのです。 (その構築の土台となったのは、主に当時のフランスの文章学でした。ちなみにそのフランスの文章学は、プラトン・アリストテレスの推論技術(弁証術)にその源流を見ることができます) 日本語の構築を目指し、およそ40年という長きに渡り学者たちによって喧々諤々議論が続けられた結果?、決定・完成した日本語文章学のテキストが『新文章講話』なのです。 本書には、修辞学(レトリック)の種類として51種あげられています。 そんな非常に多くの豊かなレトリックの技巧。

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